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みなさんこんにちは、みそらく(@misoluck)と申します。
今回は、ギターのメンテナンスのお話です。
ギターのメンテナンスがなぜ重要なのか、どんなメリットがあるのかを書いていきたいと思います。
また、具体的なギターのメンテナンス方法についても、しっかり解説していこうと思います。
ギターメンテナンスの重要性
ギターのメンテナンスを行うことはとても重要です。
個人的に、しっかりとメンテナンスされたギターで練習することは、ギター上達の必須条件だと考えています。
理由としては、
- 弾きやすいギターで練習すると、上達しやすい
- 弾く時のストレスが少なくなるので、モチベーションが続きやすい
といったものが挙げられます。
弾きやすいギターで練習すると、上達しやすい
単純に、弾きやすいギターで練習すると、上達も早いです。
例えばネックが反っていたりすると、各フレットで弦高が大きく変わってしまうため、押弦時の力の入れ方が不均一になってしまい、正しい弦の押さえ方が習得しづらくなります。
加えて、弾きにくいギターでの練習は、弾く際に無理な体勢になりやすいです。
そうなると、最悪腱鞘炎になってしまったり、腰や首を痛めてしまったり、猫背になってしまったりします。
逆に、弾きやすいギターでは、正しいプレイフォームが身につきやすいので、上達も早くなります。
また、自然な体勢で弾くことができるので、体を痛めにくいです。
弾く時のストレスが少なくなるので、モチベーションが続きやすい
弾きにくいギターは、弾くときの小さいストレスが積み重なり、練習のモチベーションが下がりやすいです。
例えば、単純に弦高が高すぎると、ギターの最初の難関であるFコードを鳴らすのが非常に難しくなります。
加えて、弦高が高いと速いフレーズなどが弾きづらく、ギターソロを通して弾ききるのが難しくなったりします。
このように、弾きにくいギターでは『キレイに弾けた!』という成功体験を得られにくく、自身の上達を実感できなくなってしまいます。
そうなると、モチベーションが下がってしまい、練習も続かなくなってしまいます。
逆に弾きやすいギターであれば、最小限のエネルギーで弾くことができるので、練習も続けやすいです。
速いフレーズも弾きやすいため、『難しいフレーズだけど弾けたぞ!』という成功体験を得ることができ、練習のモチベーションもどんどん高まります。
モチベーションが高まると、
モチベーションが高まる→練習する→上達する→モチベーションが高まる→…
という好循環に突入し、みるみる上達していきます。
ギターは自分で弾きやすく調整できる
ギターメンテナンスの重要性は、上記で理解いただけたかと思いますが、
『自分でやるのは難しそう…』
といった声もあるかと思います。
もちろん、毎回プロのリペアマンにお願いしてメンテナンスしてもらうという選択肢もありますが、金銭的に難しいという人が多いのではないかと思います。
結論、ギターのメンテナンスは難しくありません。
もちろんメンテナンス用のグッズや工具などは必要ですが、そこまで高額なものは必要ないですし、そこまで難しい作業もありません。
それに、一度覚えてしまえば、毎回リペアマンにお願いする必要がないため、無駄な出費を抑えることができます。
メンテナンスの前に
そもそも、メンテナンス以前に、普段から適切なギターの管理を心がけるようにしましょう。
具体的には、以下のような点に気をつけましょう。
- 頻繁に弾く(放置しない)
- ギタースタンドを使用する
- 日向に置かない
- 湿度を一定に保つ
- 持ち運ぶときはフレットガードを使用する
上記のことができていれば、そもそもメンテナンスが必要になることも少なくなると思います。
とはいえ、調子が悪くなることももちろんありますので、そのときは今回記載するメンテナンス方法を試してみてください。
それでは、以下で具体的なメンテナンス方法について解説していきます。
ギターのメンテナンス方法
ここでは、具体的なギターのメンテナンス方法を解説していきます。
また、分かりやすいように、重要度、難易度(手間)、必要な頻度も記載したいと思います。
重要度 | 難易度 (手間) | 必要な頻度 | |
弦のクリーニング | ★★★★★ | ★ | 弾き終わったら毎回 |
ボディ&ネック&指板のクリーニング | ★★★★ | ★ | 弦交換時 |
電気系パーツのクリーニング | ★★ | ★★★ | ガリが出た時 |
フレットのクリーニング | ★★★ | ★★★★ | フレットがくすんできた時 |
金属パーツのクリーニング | ★★ | ★★ | パーツをキレイにしたくなった時 |
ナット&ブリッジへのグリス注入 | ★★★ | ★★★ | チューニングが狂いやすい時 |
弦高調整 | ★★★★★ | ★★★★ | 弦高を調整したい時 |
オクターブチューニング | ★★★★★ | ★★★★ | 弦ゲージ変更後 or 弦高変更後 |
ネック調整 | ★★★★★ | ★★★★★ | ネックが反った時 |
上記が、ギターに必要なメンテナンス作業の一覧になります。
たくさんあって大変そうに見えますが、全てを毎回行う必要はありません。
必要なときに必要な作業を行う、という形になります。
※追記
各種メンテナンス方法について詳しく書いていたら、本記事が非常に長くなってしまいましたので、各メンテナンス方法を解説したページを、時間があるときに別途作成したいと思います。
弦のクリーニング
これはギターメンテナンスにおいて、基本中の基本です。
ギターを弾き終わったら、毎回クロスで弦を一本ずつ拭くようにしましょう。
理由としては、単純に弦が錆びます。
弦が錆びると交換しないといけませんので、無駄な出費が増えてしまいます。
また、勿体無いからと言って錆びたままの弦で練習を行うと、フレットを極端に磨耗させてしまいます。
そうなると、フレットのすり合わせや交換が必要になり、高額なリペア代がかかってしまいます。
そういった出費を抑えるために、演奏後はしっかりとクロスで弦を拭くようにしましょう。
もちろん弦を毎回拭いてもいつかは錆びますし、フレットも磨耗しますが、そのタイミングを大幅に遅らせることができます。
ボディ&ネック&指板のクリーニング
クリーニングに関しては、以下の記事にて解説したいと思います。
電気系パーツのクリーニング
電気系パーツのクリーニングに関しては、そこまで重要度は高くありません。
ガリやノイズが出た場合に対応する、といった形で問題ありません。
クリーニング方法としては、以下のような接点復活剤を電気系パーツ類に吹きかけて、馴染ませるだけでOKです。
例えばストラトの場合は、ピックガードを外して裏返し、上記製品をポットやスイッチ類に軽くスプレーし、ポットを回したりスイッチを何度か切り替えることで馴染ませます。
ただしストラトの場合は、ピックガードとジャックが繋がっていますので、完全に取り外すことはできません。
ジャックへの配線が短い場合は、裏返すことも難しいかもしれません。
また、パーツの劣化が激しい場合には、クリーニングではなく、交換という形で対応を行った方がいいでしょう。
フレットのクリーニング
フレットのクリーニングに関しても、別記事で解説していきます。
金属パーツのクリーニング
こちらは優先順位は低めですが、意外と重要な作業です。
特に、ペグやブリッジなど、弦に直接触れている部分のサビや汚れは、音の劣化やチューニングの狂いやすさにつながります。
出来れば、頻繁にクロスなどで拭いて、こまめに掃除するようにしましょう。
もしサビや汚れなどが発生してしまった場合は、金属研磨剤を使用するのがオススメです。
※メッキ加工されてるもの(ゴールドパーツなど)は、メッキがはがれてしまう可能性がありますので金属研磨剤は使用せずにそのまま拭くか、専用のクリーナーを使用しましょう。
こういったものをクロスなどに塗布し、金属パーツを磨いてあげることで、ある程度の汚れまでであれば簡単にキレイにすることができます。
ナット&ブリッジへのグリス注入
ナットやブリッジは、直接弦を支えている部分であり、弦振動の伝達や、チューニング精度に直結します。
ペグを回した時のチューニングの感度が悪かったり、アームを使用した時の狂いがある場合は、まずはこの方法を試してみましょう。
方法は簡単で、以下のようなグリスをナットやブリッジの弦を支えている部分に少量塗布すればOKです。
私はこちらのグリスを使用しています。
このグリスを、先端が細い綿棒などに擦り付け、ナットやブリッジ、ストリングガイドの裏など、弦に直接触れる部分に塗るだけでOKです。
ただし、塗りすぎると逆に弦の滑りが悪くなったりすることもありますので、気をつけましょう。
弦高調整
弦高調整は、ギターの弾きやすさを決める上で非常に重要な作業です。
弦高調整の方法は、ギターの種類やブリッジの種類によって異なります。
調整が簡単なギターもあれば、やや面倒なギターもあります。
また、弦高調整を行った後は、基本的には再度オクターブチューニングを行う必要があるので、注意してください。
具体的の調整方法に関しては、別記事にて解説したいと思います。
オクターブチューニング
オクターブチューニングは、ハイフレットでのピッチを合わせるためにとても重要です。
オクターブチューニングが合っていないと、コードはいいけどギターソロだけチューニングが合わないということになってしまいます。
オクターブチューニングも、ギターやブリッジの種類によって調整方法が異なります。
こちらも別記事にて解説したいと思います。
ネック調整
ネック調整は、ギターの弾きやすさに直結する大事な作業です。
また、ネックがしっかりと調整されていないと、弦高調整を適切に行うことができません。
ただし、ネック調整はやや敷居が高く、誤った調整を行ってしまうと、最悪ネックを折ってしまったりする可能性があります。
作業を行う際には、しっかりと知識を身につけてから行うようにしましょう。
もしくは、ネック調整だけプロのリペアマンに任せるといった方法も有効です。
こちらも具体的な調整方法は、別記事にて解説したいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ギターを弾いていく上で、メンテナンスは非常に重要です。
本記事によって、みなさまのギターがより弾きやすく、より良い状態になれば幸いです。
ということで、ここまで読んでくださりありがとうございました。
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